著者 : 赤城毅
世に出れば、国を、政治を、歴史を揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、合法非合法を問わず、あらゆる手段を用いて入手する、書物狩人。長崎県五島列島の旧家に伝わる「呪いの書物」の鑑定のために招かれた書物狩人と書物偽造師。彼らが島に着いた深夜に、旧家の家族が殺害される。書物に宿る祟りなのか?そして因縁の二人に最後の戦いがー。
昭和二十年五月一日、ベルリン陥落。日本との中立条約を破棄し、ソ連が参戦してくると考えた連合艦隊参謀・桐山静雄は極秘行動を計画した。特殊攻撃「閃作戦」-。集められたのは5人の男。そして、幻の攻撃機「流星」が三機のみ。このわずかな兵力で窮地の日本を救えるのか?だが、ソ連はすでに対策を講じ、陸軍も海軍の動きを掴み密かに動き出していた…。終戦間際、破天荒極まりない作戦に挑んだ誇り高き6人の男を描く傑作冒険ロマン。
世界の米海軍基地を標的にした同時多発テロを未然に防ぎ、冷戦時代に行方不明となった水爆のありかを示す。一冊の書物が持つ恐るべき力を知り尽くし、いかなる困難な依頼をも達成してきた書物狩人ユーイチ・ナカライ。だが、無敵を誇るル・シャスールの前に、ついに強大な宿敵が現れる。シリーズ第三弾。
たかが本ーだがそこに書かれたことは時として大企業を破滅に導き、国家を転覆させることもある。錚々たる依頼人の願いをうけ、世に出れば世界を揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、合法非合法を問わずあらゆる手段を用いて入手する「書物狩人」。歴史の闇に隠されてきたその足跡が今初めて語られる。
「アガルタの秘宝・双魔玉は超古代の破壊兵器だ」。今、明かされる衝撃の事実。それは世界の破滅を狙う魔人の手に落ちた。南米の密林奥地で、その力を起動せんと秘儀が始まる。悪魔の陰謀を阻止すべく、冒険児・伊集院従吾は、一九二四年、異端の変人学者、危険な金髪美女と爆弾娘とともに、大アマゾニアへ。折りしも、因縁の米海兵隊の猛者、赤軍の剛腕将校も同地へ潜入した。強敵・鉄仮面の教授、そして少年に憑依した暗闇公爵を倒せるのか?緑の魔境へ、従吾、最後の大冒険。