著者 : 赤塚若樹
少女ヴァレリエと不思議な一週間少女ヴァレリエと不思議な一週間
チェコ・シュルレアリスムの巨匠が描く、ゴシック小説!鞭打ち、不老長寿、魔術、吸血鬼、異端審問、双子のロマンス…果たして少女はイタチ顔の長官、老婆、神父に打ちかつことができるのか?17歳の少女、欲望×背徳の一週間。
ミラン・クンデラと小説ミラン・クンデラと小説
今日の“世界文学”におけるメルクマールとして屹立するミラン・クンデラ。冷戦下の中央ヨーロッパを襲った“歴史”の悲劇のうちに、母国チェコを追われたこの亡命作家を支え続ける“小説の精神”を、その作品と世界で展開される批評を自在に往還しながら、小説のテーマ、ことば、歴史を軸に、立体的に論じ上げる。卓抜したミラン・クンデラ研究にして、すぐれた現代作家論。
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