著者 : 輿水泰弘
美容整形をしたストーカー男の遺体第一発見者となった甲斐享が、杉下右京と共にその死に隠された卑劣な悪事を暴く「顔」、捜査一課が老人殺害事件で捜査の応援に駆け付ける中、休暇中の特命係が意外な形で活躍する「待ちぼうけ」、人質と引き換えに、“証人保護プログラム”で守られた闇社会の大物の三男を捜し出すよう特命係が命じられる「プロテクト」など6篇を収録。
【文学/日本文学小説】陰謀論の動画サイトにハマった甲斐享を心配した杉下右京が、インターネットの闇を探るうち、10年前にエルドビア共和国で起きた邦人誘拐殺人事件が浮上。のちに、警察組織全体を揺るがす大事件に発展する「ビリーバー」など7篇を収録。
相棒史上、最高密度のミステリーを小説で! 東京から300km離れた絶海の孤島、鳳凰島。ある実業家が個人所有しているこの島では、元自衛隊員たちで組織されるグループが共同生活を送っていた。 ジャングルの中を駆け回り、実戦さながらの訓練を繰り広げる「民兵」集団の中で、ある日、死亡事故が発生。特命係の杉下右京と甲斐享に現地での調査が依頼される。実は2人が島に渡るのは、事故の調査だけではなく、この島で訓練をするグループには「妙な噂」があり、その真偽を確かめるためでもあった。 気の進まないまま島に上陸した2人だったが、右京はいつもの鋭い洞察力で島で起きた事故は殺人事件だという確信を持つ。外界から閉ざされた絶海の孤島、「巨大な密室」の中で解き明かされて行く事件の真相。しかし、2人の前には思いもよらぬ巨大な力が立ちはだかるのだった。 作品を重ねるごとにスケールアップする「相棒」劇場版。謎を追って、ジャングルを駆け回る特命係2人の活躍を、完全ノベライズ。 【編集担当からのおすすめ情報】 巨大なスケールで描く密室ミステリー。謎の裏にもうひとつのドラマが。
何者かに暴行を受け、記憶を失った甲斐享。彼が口にする断片的な言葉から、杉下右京が事件の真相に迫る「森の中」、右京とロンドンで知り合った女性が、死の間際に遺した言葉が、警察庁の存在を根底から揺るがす事実に繋がっていく「アリス」、死亡した議員秘書のパソコンから、事件の謎が浮かび上がってくる「オフレコ」など6篇を収録。連続ドラマ第11シーズンの第7話〜第13話を収録。
妻子を愛するがゆえに、秘密の研究に没頭する男に隠された謎を巡り、杉下右京と神戸尊の意見が真っ向から対立する「すみれ色の研究」、子供たち7人を人質としたバスに強引に同乗した尊と、彼の残したヒントから捜査本部で事件解決を目指す右京の奮闘を描く「ピエロ」、フィリップ・マーロウを敬愛する探偵・矢木が、特命係を巻き込んで活躍する「名探偵再登場」など7篇。連続ドラマ第10シーズンの第7話〜第13話を収録。
警視庁特命係ー“陸の孤島”“人材の墓場”と呼ばれるこの窓際部署に所属するのは、切れすぎる頭脳をもつ変わり者の杉下右京と、熱血漢で人情家の亀山薫、ふたりだけ。右京の深く鋭い推理と、薫の神憑り的な山カンで、様々な難事件を解決していく。人気ドラマ待望のノベライズ!連続ドラマ以前のプレシーズン3話を収録。