著者 : 逢沢大介
秘密結社『十三の夜剣』に陰から支配されるミドガル王国。『ディアボロス教団』とも繋がる貴族たちは、その権力によってどんな悪事も隠蔽してきた。先の学園テロリスト事件での一件で目を付けられた少女カナデを守るため、薄赤髪の貴族令嬢クリスティーナは一人苦悩する…どれだけ悪いことしても無罪になる、悪徳貴族たち。水面下では『ロキ派』が暗躍する。腐敗したこの国では、誰もが正義から目を背けるーといった状況みたいだけどそれはそれとして、これは『陰の実力者』として伝説を残す大チャンス!!!!!!!!!
平穏なはずのミドガル魔剣士学園が、巨大な闇に覆われるー次々と行方不明になる生徒たち。周囲に立ち込める謎の『白い霧』。そして『ディアボロス教団』の魔手はクレア・カゲノーへと迫る…。ミドガル王国内部では王女・アレクシアが調査に乗り出す一方、『シャドウガーデン』は七陰の一人『天賦のゼータ』が核心に肉薄する。-「魔人・ディアボロス」復活の刻は近い…。みたいなことは露知らず、今宵もシドは“僕の考えた最高の『陰の実力者』”を歴史に刻むべく大奮闘!!!!!!!
父を殺め、国に背いた王女・ローズは、母・レイナ王妃を守るため、ドエム公爵の軍門に下った。戦争の気配が濃厚に漂う芸術の都『オリアナ王国』では、ローズとドエムの結婚が噂されている。結婚なんて絶対にさせない。たとえ親が許しても、僕が許さない。なぜなら…ローズが『覇王』になれば僕の『陰の実力者』プレイが捗るのだから!!!!!!!!
クレアに誘われ『無法都市』へと訪れたシド。そこに眠る始祖の吸血鬼『血の女王』の討伐依頼に参加することになった彼の眼前に現れたのは、『最古のヴァンパイアハンター』を名乗る謎めいた美少女・メアリーだった。『無法都市』の三大勢力、『暴君』ジャガノート、『妖狐』ユキメ、『吸血鬼』クリムゾンに加え、『始祖の血』と『悪魔憑き』の繋がりを探る『シャドウガーデン』までもが乱入し、混迷を極める戦場に今、『伝説の始祖』の覚醒の刻が迫る…!
アルファからの誘いで『聖地・リンドブルム』へと訪れたシド。そこで行われる『女神の試練』に参加することになった彼の眼前に現れたのは、かつて世界に混乱と破壊を招いたと言われる『災厄の魔女・アウロラ』であった…。シドとアウロラ、2人の実力者の魂に呼応するように『聖域』への扉は今、開かれた。明かされる『悪魔憑き』の真実と、『ティアボロス教団』の目的、そして『英雄・オリヴィエ』の過去ー。と、権謀術数が渦巻く裏で、何も知らないシドは今宵も、『陰の実力者』を目指して爆進中!!!!!!!
普段はモブとして力を隠しつつ、陰ながら物語に介入して実力を見せつける『陰の実力者』に憧れる少年・シド。異世界に転生した彼は念願の『陰の実力者』設定を楽しむため、妄想で作り上げた『闇の教団』を蹂躙すべく暗躍していたところ、どうやら本当に、その教団が実在していて…?ノリで配下にした少女たちに『勘違い』され、シドは本人の知らぬところで真の『陰の実力者』になり、そして彼ら『シャドウガーデン』は、世界の闇を滅ぼしていくー!!