著者 : 遠藤康子
ローマの汚れなき花嫁ローマの汚れなき花嫁
貧しいウエイトレスのエスターは、ローマで知り合った女性に代理出産を依頼された。この報酬があれば生活を立て直し、夢だった大学にも通える…そう思って引き受けたのに、もう子供はいらないですって?妊娠したエスターは困り果て、赤ん坊の父親である不動産王、レンツォ・ヴァレンティを訪ねるが、冷たく追い払われてしまう。だが数日後、彼が突然現れて強引にエスターを屋敷に連れ帰ると、こう告げた。「責任を取ることにした。きみは僕の妻になるんだ」いったい何が起きたの?エスターは呆然とうなずくしかなかった。
愛を宿した個人秘書愛を宿した個人秘書
社長のセサル・モンテロが交通事故に遭ったというのに、ソーチャは入院中の彼と面会すら許されずにいた。セサルの個人秘書として働きだしてからずっと、魅力的な彼に対する想いを心の奥に隠してきた。だが3週間前、その想いがとうとう実を結んだのだ。ところが不運にもセサルは事故直前の記憶を失い、その隙に彼の親は、ある女性と息子との婚約話を進めていた。セサルの愛は一夜の幻だったの?絶望したソーチャは姿を消したーおなかに彼の子を宿して。
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