著者 : 金斬児狐
喰えば喰うほど強くなる“吸喰能力”で出逢う強者を次々平らげ、かつての記憶と力を取り戻しながら“神秘豊潤なる暗黒大陸”を攻略していく黒小鬼王。次なる標的は、“時刻歴在都市ヒストリノア”に巣くう古代過去因果時帝“ヒストクロック”。種族としての力量差は絶大ながら、それでも飽くなき黒鬼の食欲と歩みは止まらない。そして激闘の果てに、更なる進化の時が訪れるー未知なる次元に至りし最強黒鬼の快進撃に刮目せよ!
謎の祭壇の上で目を覚まし、どことも知れぬ異世界を一人放浪することになった俺、伴杭彼方。どうやら訳の分からぬ何かにより、記憶といくつかの強力な能力を失ってしまったらしい。幸い、喰えば喰うほど強くなる“吸喰能力”は健在だし、生きていくにはとりあえず喰わねばならない。気に入らない強者を平らげて、気に入った弱者を助けていくうちに、徐蕨にこの世界での生活基盤も出来上がってきた。邪魔な裏組織は叩き潰し、ゴーレムを使った運送業も絶好調。そうして着実に力をつけていき、とある“迷宮”のボスを撃破した結果、封印の一部が解除され、俺の身体に新たな変化が起きるのだったー。全てを失ってこそ得るモノがあるー奪われたら奪い返す!最強の復讐を喰らわせて、どこまでも成り上がってやる!
最弱ゴブリンとして異世界に転生し、喰えば喰うほど強くなる“吸喰能力”で、強大な使徒鬼・絶滅種にまで進化した俺ことアポ朗。以前旅の途中で知り合ったシュテルンベルト王国のお転婆姫に実力を見込まれた俺達は、反乱を企てる“貴族派”に対する切り札として雇われる事になった。迷宮でのボス狩りや、謎の女武者との決闘で更なる力を蓄えてその時を待つ中、遂に“貴族派”が決起する。奴等の最高戦力は“神”に選ばれし勇者とあって、相手にとって不足なし!冒険者の命を呑み込み続ける奥深き迷宮、異常な熱狂に包まれた闘技場、そして血で血を洗うクーデター…新たな戦場を踏み越え、新たな敵を喰らい、どこまでも成り上がってやる!
外界へ旅立った最強傭兵団“戦に備えよ”のオガ吉達は、怪物蠢く迷宮に挑む。その最下層で待ち受けていた最強の脅威…それは、彼等の主・オガ朗だった!?-『斧滅大帝の目覚め』異世界に轟く最強黒鬼・オガ朗の伝説ーその陰に秘められた、六つの異聞録!怪物転生下克上ファンタジー!番外編。