著者 : 鈴ノ
魔術師が目指す境地「魔導の深淵」。アオイも日夜研究に励んでいたが、その難解さに行き詰まり、新たな研究の切り口を探していた。そんな中、珍しい魔術具を集めたオークションが催される事を耳にする。何か研究のヒントになるかもしれないと参加を決めたアオイ。資金集めの為にドラゴンを捕まえたりオークション会場の支配人に挨拶したり、着々と準備を進めるがそこには「魔術具収集家」として名高いロイルという男が立ちはだかり…?
エルフの王子に求婚されたと知った六大国の重鎮達は、アオイを獲得するためフィディック学院に入学者を送り込む。その中には未だ謎多きカーヴァン王国の王子もおり、護衛の宮廷魔術師長と共に高レベルの魔術を仕掛けてきた。王族であろうが関係なしにこれを撃退するアオイだったが王子の逆鱗に触れ、事の顛末を王に説明するべく、グレンと共にカーヴァン王国に向かう。一方、フィディック学院ではアオイを訪ねる者が続々と現れ、その中にはメイプルリーフの“魔術狂い”クラウンもいてー!?
過去にソラレを虐めていた同級生に謝罪させるべく、再びエルフの国に乗り込んだアオイ達一行。虐めっ子とその家族にレベルの高い魔術をもって実力を見せつけるが、なんとしても自身の非を認めない。それどころか、エルフの元老院にて魔術を披露するよう求めるのだった。訪れた元老院ではエルフの次期国王候補が招致されており、そこにはアオイの師匠・オーウェンがいてー!?
文化祭最終日を迎え、生徒の発表とアオイ自身の大トリの発表を残すのみとなった。生徒の発表が目前となり様子を見ておこうと会場に向かうと、観客が全く入っていない。どうやらグランサンズ王の“とある宣伝”が原因だと突き止め、焦ったアオイはその会場に乗り込む!-色々あった文化祭も終わり歓談する中、今度はグレンの孫が引きこもりであると判明する。見過ごせないアオイは早速グレンに詰め寄るが…!?
皇帝から正式な許可を得たアオイは、メイプルリーフでの教育、研究活動を推し進め、充実感を覚えていた。そんな矢先に、シェンリーが学院を辞めて帰ってくるよう実家から命令を受ける。悲しむ彼女を見て、アオイはシェンリーの父を説得するため、家庭訪問を実施する!そしてフィディック学院では、各国の王侯貴族がやってくる文化祭が始まろうとしていた。個性派揃いの親たちが“学院の魔女”と噂されるアオイを放っておくはずはなく…!?
他の教員からも認められたアオイは、授業を受ける生徒も増えるだろうと期待していたが、一向にその気配はない。原因を調べるうちに、一部の生徒がヤクザの犯罪に巻き込まれている噂を知り、王族として独自に調査を進めていたロックスと共に、闇カジノへと乗り込む!一方、メイプルリーフ聖皇国の使者がアオイ目当てに学院を訪ねてきた。その使者は“魔術狂い”として厄介で有名な魔術師で…!?
学校の教師をしていたアオイは気がつくと異世界に転移していた。森の賢者に拾われ魔術を教わるも、あっという間にマスターしたため、世界最大の魔術学院に教師として入り、さらに研究するように薦められる。しかし、学院には権力をかさに着る貴族の問題児がはびこっていた…。圧倒的な魔術の実力で、アオイはマイペースに生徒を指導するうちに“魔女”と呼ばれ始め、恐れられるようになってしまい…!?