小説むすび | 著者 : 鈴木啓峻・小野二葉・坂本彩希絵・速水淑子

著者 : 鈴木啓峻・小野二葉・坂本彩希絵・速水淑子

トーマス・マン『魔の山』の新ルートー刊行百年記念論集ートーマス・マン『魔の山』の新ルートー刊行百年記念論集ー

今年はトーマス・マン生誕150年、昨2024年は『魔の山』が刊行されて100年目の年だった。これを記念してベテラン登山家一人と新進気鋭の登山ガイド四人がタッグを組んで、従来の研究について反省的に考察を深め、『魔の山』100年の彼方を問う論集を企画した。それぞれに複数のルートで登頂したが、未踏の新ルートがあるやも知れず。読者諸賢は今後も自らの新ルートを探し続け、『魔の山』に挑んで欲しい。 はじめに 第1部 登山案内 トーマス・マン略年譜/トーマス・マンについて/『魔の山』成立史/『魔の山』の主要登場人物/『魔の山』の邦訳/日本におけるトーマス・マン受容/文献一覧 第2部 『魔の山』ペーペルコルン・エピソードにおける「愛」と「終末論」/コラム 言葉の英雄/『魔の山』における有機体とフマニテートの関係/コラム 忘却と想起の物語/『魔の山』における耳を聾する音ー雪山、滝、そして戦場/コラム あれって老兵かい?/陶酔と夢の魔法ー『魔の山』の認識論/コラム 結びにかえて/編者・執筆者紹介

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