自殺や不慮の事故など、“訳あり”の葬儀ばかりを請け負う葬祭ディレクター漆原のもとで、駆け出しの清水美空は少しずつ、確かに成長してゆく。
最愛の夫を亡くして4年。深い悲しみから立ち上がり、再び歩き出した著者が紡ぐ、大切な人との後悔しない別れ方。
この葬儀場では、奇蹟が起きる。夫との死別から二年の歳月をかけて書き上げた、この冬を最高に温かくする新たなベストセラー!第19回小学館文庫小説賞受賞作。