著者 : 長谷川圭
クレストたち三人が惑星フェロルの転送機をくぐった先は惑星ケドハッサンだった。そこでは、昆虫型種族のオルグがアルコン人に強制され、大型殺戮兵器“ワールドスプリッター”の建造を進めていた。またオルグは、ネズミ=ビーバー型種族イルトを劣悪な環境で飼育し、彼らの超常能力を生体兵器として使用するための実験を行っていた。クレストらはワールドスプリッターの開発とイルトの兵器利用を阻止しようとするが…
クレストらが独断で使用した海底基地の転送機は直後に爆発する。行き先不明のクレストらを探すローダンたちは、ロソシェルの知識によりヴェガ星系のザルディクにもう1台新たな転送機を発見し、それを使用して未知の土地にたどり着いた。その地のフェロン人たちはなぜかいまだに戦争状態にあり、粗野なフェロン人兵士マル=トンらに拿捕されてしまったローダンらは、見知らぬフェロン人同士の戦争に巻き込まれていく…。
ワシントンDCでのクレストの裁判は、アルコン人の知識を独占するために大統領が仕組んだ陰謀だった。ローダンたちは異能者と合流し、NASAのパウンダーらとクレスト奪還を開始する。だがクリフォードたち異能者一派もまたクレスト確保のため暗躍する。そして金星からは、怒りのトーラが同胞を救うため地球に迫り…クレストをめぐる争いの行方が、この星とローダンの理想の未来を決める!第1シーズン全8巻完結。
トーラは、月の“アエトロン”を離れ、太陽系の惑星調査に向かった。その後“スターダスト”で月にやって来たブルは、“アエトロン”の残骸を目撃する…一方、膠着状態が続くテラニアでは、中国軍がエネルギードームの破壊作戦を密かに進めていた。それを察知したローダンもまた、対抗手段を指示する。同じ頃ドイツのミュンヘンにて、不思議な力を持つエラートは、あるヴィジョンを幻視しローダンの元へ赴く決意をする。
酒浸りの生活を送るコペンハーゲン警察の捜査官トマス・ラウンスホルト、通称ラウン。ある事情で休職中の彼は、友人から頼みごとを持ちかけられる。二年前から行方不明になっているリトアニア出身の女性マーシャを探してほしいというのだ。家出か、それとも事件か?気が進まないながらも引き受けたラウンは、尋ね歩くうちに彼女の失踪に国際的な犯罪組織が絡んでいるのではないかと疑いはじめる。一方そのころ、若い女性だけを狙う猟奇殺人者が獲物を求めて街をさまよっていた…デンマークの人気サスペンス!