著者 : 関口苑生
死が小径をやってくる 三姉妹探偵団(11)死が小径をやってくる 三姉妹探偵団(11)
髪はいくらか白いけどスマートで若々しいエリート西崎敦夫は四十歳。結婚歴有、しかも十八歳の息子もいるのに佐々本家三女、珠美十五歳にひと目惚れ。でもベンツでの送り迎えに珠美もまんざらではなさそう。ところが妙な連続殺人事件にまきこまれてしまう二人。シリーズ11作目を迎え三姉妹はますます元気。
君に訣別の時を君に訣別の時を
「忘れたくないんだ」「なにを?」「自分が男だってことをさ」「血だるまになるのがそうなのか?」「時にはな」…助けを求めて泣いている女のために、男はどこまで生命を賭けられるか。愛の残り火と報われることのない男の誇りが、東北の海辺にふたたび燃え上る!男の凄絶な生きざまと孤独な情念を鮮烈に描く待望のハードボイルド長編。
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