小説むすび | 著者 : 雨咲はな

著者 : 雨咲はな

生贄姫の幸福 1 〜孤独な贄の少女は、魔物の王の花嫁となる〜生贄姫の幸福 1 〜孤独な贄の少女は、魔物の王の花嫁となる〜

贄となって食べられるはずが、花嫁として魔物の王に優しく愛されてーー!? 幼い頃から、生贄として魔物の王に身を捧げて死ぬことこそが“幸福”だと教えられてきた王国の第二王女・リーディア。 国王や王妃たちから見向きもされず、離れに一人ぼっちで閉じ込められながらも願うのは、せめて課せられた役目をまっとうすること。 ついに迎えた運命の日。 魔物の王・ルイの来訪に人々が怯えるなか、彼から告げられたのは……!? 「やっと見つけた、俺のーー花嫁さん」 生贄としてルイにおいしく食べてもらうため、張り切って自らを差し出すリーディア。 だがルイは彼女を花嫁として扱い、一向に食べようとしない。 さらには、人としての生き方を知らないリーディアに料理を教えたり、外の世界に連れ出したりしてくれる。 初めての温もりに戸惑いつつも、ルイに手を引かれながら優しい日々を重ねていくリーディア。 沢山の温かな感情を得ていくなか、やがて彼女は本当の“幸福”を知るーー。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP