著者 : 雲井耕
石刻師リョウ 草原を駆ける風石刻師リョウ 草原を駆ける風
「何ものにも縛られない、風になりたい」 ソグド商人の父と、⾧安の石屋の娘を母に持つ少年、リョウ。 草原での穏やかな暮らしは、唐軍の襲撃によって突如奪われる。 遊牧騎馬民族の奴隷として過ごす日々、戦い、そして離別と再会ーー 激動の時代を背景に、誇りと自由を求めて生き抜いた少年少女たちの壮大な成⾧と冒険の物語。 主要人物紹介 主な登場人物関係図 第一部 草原の風 一 白昼の襲撃 二 突厥の奴隷 三 草原の夏祭り 四 ネケル 五 近づく戦雲 六 奇襲 七 大会戦 八 草原の別れ 第二部 荒原の道 一 胡旋舞と胡騰舞 二 シメンの逃避行 三 流浪 四 アユンの決意 五 隊商の道 六 タンの逡巡 七 恩讐の大地 八 青海駿 九 嵐の石堡城 十 未完の摩崖仏 十一 河畔の攻防 第三部 燎原の火 一 石屋トウ龍 二 元宵観燈の夜 三 安禄山入京 四 雄武城と平原城 五 常山の罠 六 長安炎上 七 鳳翔の決戦 あとがき 石刻師リョウの年表 その後の安史の乱
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