著者 : 青木ひかる
ラフ〔小学館文庫〕ラフ〔小学館文庫〕
高校進学と同時に大和圭介は水泳部に入部。そこで再会した二ノ宮亜美は圭介のことを「ひと殺し」と呼んだー。同じ寮で過ごすことになったふたりは、いがみ合いながらも、どこかで惹かれ合い、そしてまたすれ違う。不器用でもどかしく、思うようにいかない青春のとき。素直な気持ちはなかなか伝えられない。涙と笑い、挫折と情熱。友情、恋、夢…まぶしい想いをつめこんで、未完成なふたりが三年目の熱い夏をむかえる。今もなおファンの支持を集める、あだち充の傑作『ラフ』が小説に。映画「ラフ」の脚本をもとに描いた、夏がくれた爽やかな青春ラブストーリー。
タッチ もうひとつのラストシーンタッチ もうひとつのラストシーン
甲子園優勝から二〇年目の夏ー松平孝太郎率いる弱小高校野球部ではふたごの新入生が活躍している。その姿に懐かしいあの兄弟が重なる。上杉達也と和也。孝太郎がふたりの投球を受けた青春の日、浅倉南もそこにいたー。あだち充原作の『タッチ』が初めて小説に。数々の名シーンはもちろんのこと、コミックには描かれていない隠れたエピソードも盛りだくさん。『タッチ』ファン必読、二〇〇五年秋公開の映画「タッチ」の感動もさらに広がる究極のサイドストーリー。あの不朽の名作が青春グラフィティ・ノヴェルとなってあらたに甦る。
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