著者 : 青木哲夫
風のまわり道風のまわり道
二人の作家の運命的な邂逅のドラマ それぞれの生い立ちから二人の出会いまでの自伝的な作品を 対置していて興味が尽きないが、それらから見えてくるのは、 二人の作家に共通した自然への深い畏敬の念、さらに人間の 営みへの慈愛に満ちた眼差しである。(文芸評論家・勝又 浩) 青木哲夫集 愛縛清浄 雉子の鉤 青木倫子集 終の暦 風のまわり道 往来記 付記 『風のまわり道ー青木哲夫・倫子作品集』に寄せて 勝又 浩
土佐七色紙土佐七色紙
紙漉きの里の謎 土佐紙漉きの山村を、碩学壽岳文章夫妻の跡を追って訪ねる。と、歴史の闇のなかから、思いがけない人、物語が次々と現れて来る……。 四国を舞台に筆を振るって来た作者ならではの、工夫を凝らした意欲作である。 季刊文科コレクション 「戦乱の世に奇跡のように生み出された美」と言える土佐七色紙は、徳川時代には将軍家への献上品となっている。だが、その創製者養甫尼(ようほに)の名は発祥の地の碑文にもない……。 序文 一 成山村仏が峠 二 国虎次男探索 ─ 第一の帳面〔森木謙郎しらべがき〕 三 「安喜喜代香を問ふ」 ─ 第二の帳面〔安芸義清しらべがき〕 四 養甫尼抹消 ─ 第三の帳面〔青木幸吉しらべがき〕 五 躑躅の木の下 引用、参考文献 あとがき
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