著者 : 頼爾
私の王子様は、私が決めた、唯一人 本物の王子様なんて要らない マルグリッド・ベレスフォードにとって「王子様」は唯一人だ。 12歳の時に売られそうになったところを助けてくれたベレスフォード伯爵。40歳も離れていても、顔が怖くても、彼こそがマルグリッドの「王子様」だった。 養女として育てられるも、最愛の伯爵は亡くなってしまう。 爵位を継ぎ、家のために奔走する20歳のマルグリッドに、王命で押し付けられたのは“本物”の王子ーー第2王子ケンドリックとの結婚だった。 やってきた結婚相手は、元婚約者に裏切られ傷心中の、元気のない王子様。 そんな彼を見て、マルグリッドはぶっ飛んだ提案をする。 仕事中毒で少し価値観のおかしい女伯爵と、出来損ないの第2王子。 すれ違いだらけの結婚の行方はーー。
"「いい嫁期間を終了させてください」 貧乏伯爵家の令嬢・エルシャが女性嫌いで有名な冷徹公爵・リヒターと契約結婚をして早二年。興味を持たれることなく冷めきった状態が続き、夫に期待することを諦めた彼女は、実家の援助のために離婚はしないものの、「いい嫁」をやめることを決意する。淡く描いていた「理想の結婚」を手放したエルシャの心は晴れ渡っていたがーー 「誕生日なのに、何もないというのもどうかと思って」 「えーと、拾ったんですか?その花束」 とある出来事をきっかけに2人の関係は大きく変化していき…!? 本当はお世話を焼きたいお飾り妻×不器用な冷徹夫 白すぎた結婚生活から始まる、ちぐはぐな2人の溺愛ラブファンタジー!"
ブロンシェの婚約者であるアシュフォードは家柄良し・外見良し・頭良し。ただし周囲に対して厳しく、毒舌を放つ。彼は婚約者であるブロンシェだけを溺愛しているのだ。「なんでこの人、私の婚約者なんだろう」とブロンシェは溺愛を受けて困惑気味。通う学園で第一王子が起こす問題に巻き込まれ、二人の関係は一体どうなっていくのか?