著者 : 風見くのえ
王太子妃付きの侍女マリーベルは、実は前国王の隠し子。それだけでなく、彼女は現在、王太子が持つとされている『神の恩寵』の真の所持者という大きすぎる秘密を持っていた。バレる前に退職したいと思っていたのに、ある日『神の恩寵』の力が発動した場面を、よりにもよって王太子の右腕である小大公アルフォンに目撃されて絶体絶命!……かと思いきや、なんと彼はマリーベルの秘密を守るために協力してくれるという。そのために偽の恋人同士を演じることになった2人の芝居に、まんまとだまされた自称・転生者の王太子妃からの盛大な応援も入って、事態は思わぬ方向に!?
自社の社長が勇者として異世界に召喚され、それに同行する羽目になってしまった秘書の桃香。取引先となった異世界の担当者は、聖騎士という肩書きを持つ超美形の王子ヴィルフレッドだった。好みの属性てんこ盛りな彼に桃香の胸は躍るが、初対面から呼び捨てられたり、連日仕事場に押しかけてきたりと、中身は全然好みじゃない!なのに、言い寄る令嬢たちに困った王子の依頼で恋人役を演じるうちに、そばにいないと寂しくなっちゃうのはなぜ…?
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したビアトリスは、前世のトラウマでイケメンが大の苦手。今世では推しである地味なモブキャラと結ばれて、平穏な幸せを掴んでやる!と夢見ていたのに、なんとゲームヒロインも転生者な上に同じモブキャラ推しだったなんて!美形の婚約者エドウィン王子は、さっさとヒロインに押しつけるつもりが大誤算。しかも、なぜか王子からの執着が止まらなくて、このままイケメンに捕捉されたら前世の二の舞になっちゃう…!!
三度の飯より悲恋好きのOLがゲーム世界の悪役令嬢に転生!? ああ、これからフィアンセである王子に疎まれて振られる、切ない失恋エンドを想像するだけで、胸がキュウッと痛くなってたまらない。なのに、いつまで経っても王子様の溺愛がやまないのはなぜ!?
乙女ゲームのモブキャラに転生した魔女のドロシーは、師匠の命令で貴族が通う学園に潜入することに。ミッションは悪役令嬢になりすまし、彼女に婚約破棄を申し渡した公爵令息(実はゲームヒーロー)とヨリを戻すこと。無茶振りに悩みつつ王太子ディリックの協力を取りつけるが、なぜか話はおかしな方向へ。「君を彼には渡せない!」って王子はゲーム展開とは無関係の攻略対象外キャラでは?そもそも私、悪役令嬢(のふりしたモブキャラ)ですけど!?掟破りの異色“悪役令嬢ストーリー”、幸せが待つのはどのルート!?