小説むすび | 著者 : 飯原裕美

著者 : 飯原裕美

放蕩富豪と醜いあひるの子放蕩富豪と醜いあひるの子

稀代の放蕩富豪が求婚したのは、 父にさえ愛されない醜いあひるの子。 母を亡くし、父から“返品されたもの”のように扱われるアデリーン。 きっと、私には母のような美しさが欠けているからだわ……。 そんな彼女には、父に決められた20歳も年上の婚約者がいた。 さるレディの屋敷で催されるハウスパーティーへ招待されたとき、 アデリーンは婚約者とそのレディが密通していることを知り、 彼を愛していないとはいえ屈辱に耐えなければならなかった。 翌日の晩、さらに驚くべきことがーーアデリーンの眠る部屋に 目が覚めるほど容姿端麗な男性が現れ、彼女の純潔を奪ったのだ! 相手は、彼が歩いた後には恋に破れた女のハートが積み重なると言われる 社交界随一の人気者、放蕩富豪グラント・レイトン。いったい、なぜ? アデリーンの部屋にグラントがやってきたのは、婚約者の浮気相手のレディが仕組んだ罠でした。期せずしてとはいえ、アデリーンと夜をともにしたグラントは、責任を取って彼女に求婚する羽目に。けれど傲慢な男性にあれこれ指図されたくないと、彼女は断り……。

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