著者 : 飯原裕美
外科医の娘カサンドラは馬車に乗っていたある朝、不穏な銃声を聞いた。見ると、整った鼻筋と官能的な唇を持つ優美な男性が倒れていた。痛みに顔を歪めながらカーロウ伯爵と名乗った彼に、応急処置を施す。カーロウ伯爵といえば、傲慢で、ロンドン中の美女との噂がある男性だ。とても魅力的だけれど、私とは住む世界の違う人だわ…。しかしその後、カサンドラの妹がカーロウ伯爵のいとこと駆け落ちし、彼女は伯爵と一緒に、いなくなった二人を追いかけることになった。しだいに惹かれ合い、カサンドは生まれて初めての恋をしたー伯爵が彼女を誘惑できるか友人と賭けをしていると、偶然立ち聞きしてしまうことになるとも知らずに…。
美しき黒髪の伯爵アレックスは名うての放蕩者だが、不貞をかさねて父を苦しめた母のせいで、女性には冷淡だった。そんな彼のもとに、ある日、敬愛する伯父が若い娘を伴い現れた。宝石のような瞳を持つそのアンジェリーナという名の娘は、かつて伯父との結婚を反対され大陸へ渡った、昔の恋人の忘れ形見らしい。貧困にあえいできた彼女に、礼儀や作法はこれから学ばせるという。アレックスは、伯父が財産をだまし取られるのではないかと疑い、この娘を早いところ誰かに嫁がせて、厄介払いしようと考える。ところがアンジェリーナは言い切った。「結婚なんてしたくありません」面白い。ならば生意気な小娘を、このわたしが誘惑してやろう。
わたしが養女だったなんて…。クリスティーナは打ちのめされた。イタリア貴族の血を引く彼女は、生後まもなく母を亡くし、祖母の計らいによって、ある条件付きで叔母夫妻に託されたのだという。それは“マルケージ伯爵の花嫁になること”先日、湖で出会った傲慢な紳士ー初対面の私に無遠慮な視線を浴びせ、生意気な娘だと侮辱してきた。彼こそがマルケージ伯爵だったのだ。嫌いな相手なら結婚は無理強いしないと養父母は優しく言った。でも、これまで何不自由なく暮らせたのは、祖母からの養育費のおかげ。受け取った額はあまりにも莫大で、養父母に返済は不可能だろう。わたしはこの運命を受け入れるしかないの?
危険すぎる男・ハーディンに恋してはいけないとわかっているのに、本当の自分の気持ちに嘘をつけないテッサ。とうとう身も心も彼へ捧げてしまう。一方、ハーディンも一途なテッサに愛おしさを感じ始め、女遊びに明け暮れる日々から足を洗う。両思いとなり順風満帆な二人に見えたが、衝撃の結末が待ち受けていた。全世界の女性を虜にする壮大なラブロマンスシリーズ。フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ブラジル、オーストラリアなど世界各国でブックランキング上位を記録。社会現象を引き起こした恋愛小説『AFTER』。ファーストシーズン完結巻。
その気にさせては裏切るという行為を繰り返すハーディンに、テッサの心は折れそうになる。一方、ハーディンは、無垢なままであるテッサの、まじめで一途な思いを知れば知るほど、いままで自分が遊んできた女達とは違った感情を抱き始める。冷酷な遊び人と呼ばれ、特定の彼女を作らないことで有名なハーディンだったが、とうとうテッサを本気で愛していることを認める。そして互いの愛を確かめ合った二人は、ついに結ばれる。初めて経験する愛する人との悦びと幸せに満ちた行為。テッサは新たな世界へ導かれる。アメリカwattpadで10億人読者を魅了する恋愛小説。
全世界の女性を熱狂させた恋愛小説、待望の日本上陸!シングルマザーに育てられたテッサは、母のため、そして自分の夢を叶えるために猛勉強の末、難関ワシントン・セントラル・ユニバーシティーに合格。希望を胸に入学式の日を迎えたテッサだったが、寮の同室の女性は、髪を深紅に染め、両腕にカラフルなタトゥーをいれた人生で出会ったこともない不良タイプのステフ。彼女が連れているのは、ボディーピアスに全身タトゥーの男達ネイトとハーディン。絶対関わらないと決めたテッサだが、3人のペースに巻き込まれ、ハーディンに心奪われる危険な恋が始まる。
名門ワシントン・セントラル・ユニバーシティーに入学したテッサは、そこで出会った超遊び人のハーディンに反発を感じていた。しかし、彼の強引で横暴な性格とは裏腹にある、文学への造詣の深さや、暗い過去を知るにつれ心惹かれ始める。彼に強引に奪われたキスや愛撫が引き金となり、ハーディンのことが頭から離れなくなるテッサ。一方、手を尽くしても堕ちないかたくなな彼女にハーディンも本気になり始める。二人の恋に、さらなるドラマが巻き起こる。ヨーロッパ各国でブックランキングナンバー1。全世界で十億ビューの驚異的アクセスを記録した恋愛小説、第2巻。