著者 : 香月日輪
妖怪都市「大江戸」は、今日も一日天下泰平だ。人狼の同心・百雷の捕物帳や、魔人・桜丸に憧れる少女の恋物語、渡米人の化け猫作家・ポー来日の経緯など、住人たちの逸話もどこか微笑ましい。ただ一人の人間・雀が、愉快な仲間たちに囲まれて成長を遂げるファンタジー。シリーズ完結となる6つの傑作短篇集!
世界征服を企む魔女を倒すため、ララ一行は大陸を北上する。道中足を踏み入れたのは、黒魔術に支配されている「死の街」。そこで囚われの身となったバビロンは、仲間たちの驚異的な能力を目の当たりにした。結束を深めた彼らは、満を持して最終決戦に挑むのだった。愛と勇気を描いた冒険ファンタジー、第5作。
ついに魔女アイガイアとの決戦の時を迎えた。度重なるピンチを乗り越えてきたララだったが、あと一歩のところで敵を倒す「天使召喚」に失敗してしまう。いったいなぜ?絶望の淵に突き落とされた彼女に、差し出されたものとは。困難に挫けず、仲間たちの知恵と力を合わせて戦う人気シリーズ、圧巻の結末!
古本屋と共に世界旅行に出かけた夕士は、南米を経て北米ラスベカスへと向かう。そこに千晶ら多くの仲間が集い、夢のような日々が始まった。カジノ、グルメ、新年のカウントダウンパーティー。新たな発見を繰り返し、成長していく19歳の夕士の姿と、「妖アパ」主要人物の後日談が収録された、ファン必読の一冊!
謎の生命体「幸福」が天界から逃げ出した。てつし・リョーチン・椎名の三人は、術師に導かれ、解決に乗り出す。しかし彼らは「幸福」の幻術にかかり、すべてが満たされた気分になる。その先にあるのは、進歩をなくした人類の滅亡だ。妖かしどもと渡り合い、悩み成長してきた少年たちの物語。ついにシリーズ完結。
魔女の野望を打ち砕くべく、天使の召喚魔法書を求めて旅をするララと仲間たち。一行の行く手を、魔宮に住む女怪が阻む。ピンチに陥ったララとバビロンだったが、「聖魔の魂」を持つテジャの霊力で救われた。そんな彼らの前に、またしても不思議な男たちが現れる。決戦前夜の苦闘を描いた人気シリーズ第4作!
薬屋・地獄堂でくつろぐてつしたちは、三田村巡査に出くわし腰を抜かす。三田村の背後に血みどろの少女が立っていたのだ。上院町内では女子高生を狙った連続殺人事件が起きたばかり。その少女は二番目の被害者、まり子の霊だった。三田村はどこで霊に取り憑かれてしまったのか。肝試しさながらの“捜査”が始まる!
三人悪のひとり、椎名は母方の実家の別邸で催される春のお茶会に参加。庭からの眺めに飽き足らず、こっそり宴を抜け出し伯父とロープウェイで桜の山へ入った。山間で美しい女に声をかける伯父。聞けば女は、桜の中に何かを探しに来たが、それが何か分からないという。見えないけれど、確実に「ある」ものとは。
大欧州からの渡米船を一目見に、物見高い大江戸っ子はこぞって港に集まった。記者・雀は人ごみの中で可憐な少年に出会う。初花が強面の同心の妹とも知らずー。二人が食に芝居見物と、天下泰平な大江戸を愉しんでいる頃、秘かに犬族の間である奇病が広がっていた。「魔狼の災厄」と呼ばれる病の正体とは。
地獄堂の四畳間で、てつしが偶然手に取った「見てはいけない本」。怖ろしい妖怪の姿が描かれたその画集は、どうやら伝説の大魔道士ゴールデン・アイズの持ち物らしい。なぜ、こんな画集をあの「おやじ」が持っているんだ?異能の者との非日常的な交流を通して、小さな霊能力者・三人悪はまっすぐに成長していく。
工事現場で見つかった宝石のような石。時同じく、イラズ神社の神官は保管する二つの美しい石によく似た黒石を拾う。夢枕に現れた悲しげな女に助けを乞われた神官は、不思議な霊能力をもったワルガキ“三人悪”に相談する。辛い過去から彼女を解放することができるのか。心優しきやんちゃ盛りが贈る冒険物語。
聖魔の魂を狙う魔女の存在を知ったララ。魔道士ナージスと竜族の姫テジャが加わり、一行は賢者の助言を求め南下する。山間の村でつかの間、少女らしい時を過ごしたララの傍には、いつも剣士バビロンが。そして辿りついた賢者の住む村で、ララは魔女に打ち克つ術の手掛かりを得る。冒険が加速する第3巻!
手だけの妖怪、るり子さんが綴ったお料理日記が、一冊の本になりました。夕士が寿荘に引っ越してきたあの日から、お月見に文化祭、『妖アパ』の楽しい思い出を辿る日記と、厳選25種類の“超絶美味飯”徹底再現レシピを、どうぞ召し上がれ。長谷と千晶のマル秘ショートストーリー&妖アパキャラクター事典つき。
『妖アパ』ファン必携のガイドブックが登場!人気キャラクターたちのプロフィールや名言集。古本屋や薬屋の鞄の中身など、『妖アパ』の秘密と魅力がぎっしり。さらに長谷、夕士、千晶それぞれのその後を描いた短編と、香月日輪スペシャルインタビュー、全巻解説も収録。シリーズファン大満足の一冊!
フランスから、美少女・流華がやってきた。リョーチンが感じた「黒い炎」から、椎名が彼女は魔女ではないかと推理する。いっぽうてつしは、日本を嫌い、孤立している流華を心配していた。しかし彼女はどこふく風。困った三人悪は地獄堂のおやじに相談するのだが。新キャラ続々登場、三人悪はますます絶好調!
三人悪のてつし、椎名、リョーチンといえば上院町で知らぬ者はないワルガキども。三人が唯一恐れるのは通称「地獄堂」のおやじだ。ある日彼らは、幽霊が出ると噂の池の傍で人骨を発見してしまう。おやじから授かった不思議な呪札と呪文で、三人悪は異世界の扉を開くことに。伝説のシリーズ、ついに文庫化!
地獄堂のおやじから、それぞれの呪札と呪文を授かったてつし、椎名、リョーチン。三人はてつしの兄・竜也のクラスに転校してきた可憐な少女・由宇と出会う。養親と暮らす記憶喪失の彼女は、蒼龍と名乗る黒衣の男に狙われていた。どうやらおやじは蒼龍を知っているようで…。切ない想いが交差する第二弾!
今度の取材は西の魔都・大浪花へ。初めての長旅に心躍らせる雀と桜丸は鬼火の旦那の手引きで、大浪花にただ一人の人間・修繕屋と会うことに。彼は雀を元の世界に帰す力すらもつという。そのころ大浪花城に、稲妻と高波を呼ぶ神獣「雷馬」が街を襲うという報せが舞い込んだ。旅を満喫する雀の運命やいかに。
失われたグランディエ王朝最後の王女ララは、何者かに付け狙われていた。王家の暗い歴史と自らにかけられた謎を解くには、時の魔術によって王家創始期に立ち返ってみるよう助言を受けたララ。術法の使い手魔道士ビベカに会うため剣士バビロンと旅路を急ぐがー。運命の少女が繰り広げる神秘と魔法の冒険物語!