著者 : 高倉かな
昼と夜の間で、僕らは手をつなぎ合う昼と夜の間で、僕らは手をつなぎ合う
「過去なんて消してしまいたい」友達とのトラブルで深く傷ついた温美は、高校ではひとりぼっちの毎日を送っていた。ある日、夜間学校に通う雨夜くんと交換日記をはじめてから、世界が変わっていって…。イケメンで頭もよく優しく完璧な彼を、尊敬のまなざしで見つめ、惹かれていく温美。しかし彼も傷を負い、自分を削りながら「完璧な自分」を演じていたのだ。「完璧じゃない、そのままの君でいい」傷ついたふたりがぶつかり合い、手をとり合い、前を向いていく感動の物語。
約束の花が咲くとき、僕がきみの光になる約束の花が咲くとき、僕がきみの光になる
ーわたしは、なんて弱いんだろう。親友を傷つけてしまったある出来事をきっかけに、声が出せなくなってしまった奈緒は、療養のために祖母の家に来ていた。ある日傷ついた犬・トマを保護し、獣医を志す青年・健太とともに看病することに。祖母、トマ、そして健太との日々の中で、自分の“心”と向き合い、少しずつ回復していく奈緒。-こんなわたしでも、変われるのかな。しかし、ある事件によって、事態は急変する…。
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