著者 : 高山洋治
白妖村伝説白妖村伝説
クラブで聴く、記憶喪失者・恵美の哀調おびた意味不明の唄。新聞記者・山本武彦(35歳、独身)は、この妖しげな唄に心惹かれるものを覚え、恵美の過去の究明を決意する。だが、続々と起こる謎の事件、行く手には、闇の世界が不気味さをはらみ立たちはだかっていた…。
ロシアから愛をロシアから愛を
友人との約束で、葉山マリーナに出掛けた兼坂浩一。その目の前で艇が大轟音とともに爆破された。一体、何者の仕業か?そして友人の安否は?謎は謎を呼び、さらに浩一に死の恐怖が次つぎと襲い掛かる。そんな折、突然、祖母が不可解な死を遂げた。遺された古新聞に包まれた白いレース掛け。爆破事件と祖母の死は連動しているのだろうか?事件は、イワノフ王朝の秘宝をめぐり、国際的な、壮大な展開を見せてゆく…。ボルシェビキ革命直後の歴史的な謎を題材にした書き下し大長編。
ヒトラー最後の謎を追えヒトラー最後の謎を追え
かつて父と兄が殺された真相を求めて若きカメラマン、高井和彦は日本を飛び立った。ドイツで彼の遭遇したものは死の謎を結びつけるヨーロッパ各地に張りめぐらされた地下道であった。それはナチ総統ヒトラーの謀略に通ずるものであった。真相を追う和彦の前に立ちはだかる様ざまな組織。ドギモを抜くスケールで描く冒険推理小説の絶品。
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