著者 : 高崎ぼすこ
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工学部の伝統である、先輩が新入生を教育する制度ーその名も「SOTUS(ソータス)」。大学三年生のアーティットは、その教育係のリーダーとして一年生を指導していた。先輩の厳しすぎる命令に全員が萎縮する中、正義感が強く優秀な一年生・コングポップだけは動じなかった。一人前の工学部生の証である「ギア」をめぐり、「先輩を僕の妻にして、あなたのギアを奪う」と衝撃的な宣言をし、何かにつけアプローチしてくるコングポップ。最初は生意気な後輩として敵視していたアーティットだが、だんだん心を許しはじめ…!?
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新入生教育の最後のイベントで、コングポップとアーティットは、同じ学科の学生たちとリゾート地へ行くことに。今までの厳しい姿からは一変、親しみやすい態度のアーティットに一年生たちが喜ぶ一方で、コングポップは複雑な心境を抱いていた。そんな中コングポップは、「ギア」に込められたもう一つの意味を知る。“-誰かにギアを預けるということは、その人に心を預けるということ。”彼は他でもない、アーティットに自分のギアを預けたのだった。一方アーティットは、自分のコングポップに対する気持ちがなんなのか、答えが出せずにいた。ギアが継承され正式な「先輩と後輩」になった彼らが、次に進む道とはー…。番外編もたっぷり収録した大ボリュームでお届け!!
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