著者 : 高橋豊
スーパーフリー事件を題材に、加害者と先進国最低レベルのジェンダーギャップ国家、日本の現状を告発する社会派小説!とりわけ遅れている警察・司法制度の不備も鋭く指摘。権威の構造に単身体を張って徹底抵抗し続けてきた花柳幻舟氏の、#MeTooに連なるライフワーク。花柳幻舟氏渾身の遺稿を単行本化!!
外国人留学生の多いロンドンの学生寮で盗難騒動が次々と起き、靴の片方や電球など他愛のないものばかりが盗まれた。が、寮を訪れたポアロは即刻警察を呼ぶべきだと主張する。そしてその直後、寮生の一人が謎の死を遂げる。はたしてこれらの事件の裏には何が…マザーグースを口ずさむポアロが名推理を披露する。
暗い壁から突き出た人間の首ー7歳の少女ルースは夜ごと見る悪夢に怯えていた。叔父夫婦と生活する彼女には幼い日の記憶がなかった。悪夢の意味を解く鍵は、誰もが口を閉ざす彼女の過去に?真実を追うルースは、やがて両親の間に起きた忌わしい事件を知るが…。美しい田園を背景に“ほんとうの自分”を探る少女の姿を描く、クラシックな英国サスペンス。
高校生のカップルと若妻が連続して惨殺され、平和な田舎町は震撼した。しかし被害者同士には何のつながりもない。妻と教え子を殺されたうえ、警察から殺人容疑までかけられた高校教師ブレットは、一見無関係な事件の謎を追うが…。戦慄の連続殺人と無実の男の必死の追跡行を巧みなプロットで描く、期待の新進女流のサスペンス大作。
セント・ブルーノーの町は不穏な空気に包まれていた。初の黒人市長になると思われていた市会議員ランキンが何者かに暗殺されてから、町の黒人地区パン・フライは不気味に鳴りをひそめていた。一方、対立するフランス人移民地区フロッグタウンの犯罪組織も何事かを企んでいるようだ…。フロッグタウン出身のシェード刑事は流血の抗争を防ぐべく、必死にランキン暗殺の犯人を追う。だが一触即発の空気の中、白人青年が黒人映画館主を射殺する事件が起きた!ついに抗争の幕が開くのか。-期待の新鋭がリアルな筆致で描く迫真のヴァイオレンス。
それは死の宣告だった。癌ーそう聞いた瞬間、勤勉な会計課員だった男の人生は急転した。呆然として帰宅した男は、銃を手に、夜の街へ出て行くービバリー・ヒルズは戦慄した!何者かが高級車に乗った人々を次々に射殺してゆくのだ。LAきっての敏腕刑事ニッキーの追跡を嘲笑うかのように、射殺魔はその足取りをまったくつかませない。焦慮にかられたニッキーは、ビバリー・ヒルズを完全包囲する史上空前のマンハントを展開する。だが、射殺魔が次に狙いをつけていたのは…。息づまる対決をスリリングに描く、傑作サスペンス・アクション。