著者 : 鷹樹烏介
銀狐は死なず銀狐は死なず
昔気質の犯罪者、通称『銀狐』。「殺さず・弱者からは奪わず」を貫いて仕事をしていたが、防犯技術の発展に対応できず、最後に大仕事をして引退すると決意。馴染みの情報屋から、あるヤクザが巨額の現金を移送するという情報を仕入れ、強襲の策を練る。作戦は成功したものの、輸送車の中は空だった。後日、銀狐によって警備員たちが殺害されて現金が奪われたと噂が流れ、情報屋も殺害されてしまっていた。現金を狙う複数の追っ手が迫るなか、無国籍少女の“野良”となりゆきでコンビを組み、自分を嵌めた者たちを探し出し、復讐を果たすことを誓う。
ファイアガードファイアガード
江戸期に何度も大火に見舞われた東京では、明治維新を機にいくつもの「火伏塚」が築かれ、町を火災から護り続けてきた。しかし、オリンピックを控えて各所で建設・改築が進む中、火伏塚が次々と破壊されるという事件が起こる。相次ぐ火災や爆発事故を前に、警視庁は火伏塚修復の専門家を海外から招聘し、山本はその警護にあたることになった…。怪異と暴力が交錯する異色の伝奇警察小説、待望の第2弾がついに登場!
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