著者 : 黒史郎
日本一ソフトウェアが贈る夜道探索アクションゲーム第三弾、待望のノベライズ! 学校にいたはずのユズは、真っ暗な森で目を覚ます。覚えているのは、夕闇迫る学校の屋上で何かがあった、という断片的な記憶だけ……。 途方に暮れるユズは、見知らぬ女性から「あなたは呪いをかけられた。呪いを解くためには、【失くした思い出】を集めなければならない」と告げられる。 ユズは、記憶を取り戻すべく夜の町へ行き、真夜中の学校や、棚田のある田舎町、竹林の人形屋敷などを探索していくーー。 すべての【失くした思い出】を集め、呪いが解けたときに待つ驚きの真実とは?
運命の女神から完全に見放された不運な男、天堂サイガ。ハードボイルドな世界に憧れて探偵になったはいいが、彼のもとに舞い込むのは、珍妙、奇怪、オカルトめいた依頼ばかり。ある案件の調査中、謎の黒衣の者たちに捕まった天堂は、彼らの壮大な目論見に巻き込まれ、助手の凄腕占い師ヒン・レイとともに祭鳴町を駆け巡る。そして彼らは思いもよらぬ結末へと導かれ…「災難探偵」の身に降りかかる史上最大の災難とは?
少女たちはお互いを探して、夜闇を彷徨う。夏休みが終わるころ。ふたりの少女、ユイとハルは裏山へ花火を見に出かけました。「ふたりで花火を見るの、今年でさいごになるんだね…」夜が更け、帰り道がわからなくなってしまったふたりは、繋いでいた手を離した隙にはぐれてしまいました。「ユイを」「ハルを」「「さがしにいかなくちゃ」」不気味な夜の街でお互いを探し、彷徨い歩くユイとハル。二人の未来に、待ち受けるものとはー?
わたしの家族は焼き殺されたー。雪深い田舎町の中学に転校してきた少女・春花を待ち受けていた、あまりに切なく残酷な出来事。そして巻き起こる凄惨な復讐劇…。押切蓮介の伝説のコミック『ミスミソウ“完全版”』を、オリジナルエピソードを交えてノベライズ。カバーイラストは押切蓮介の特別描き下ろし。
裕福な親元を飛び出し、貸し間住宅・椋鹿館で気侭な一人暮らしを始めた少年コバヤシ。この世のすべてに退屈していた彼は、屋根裏から隣人の生活を覗き見ることに、新鮮な歓びを見出していた。そんなある日、館の住人四人が惨殺されているのを発見する!(「屋根裏にも散歩者」)江戸川乱歩の世界を大胆不敵にアレンジ。謎と狂気に満ちた物語の数々が幕を開ける!
ホラー映画の主演を依頼された劇団員の恵子。しかし、監督が不審死、恵子は居合わせたフリーライター・小堺と共に、現場にあった「呪いのビデオ」を観てしまう。2人は貞子に呪い殺される前に、入れば伽椰子に捕まり二度と戻れなくなるという「呑む家」への侵入を決意。呪いの相殺を狙い、その顛末を映像に記録することに。撮影班が次々と姿を消していく中、ついに貞子と伽椰子が姿を現わし…。ホラーの歴史を変える最恐対決!
三年前、法が裁けない罪人を次々に“断罪”していった怪人二十面相。自らの焼身自殺を公開して幕を閉じたこの事件は、新たな後継者たちを生んでいた。野放しになった変質者に妹を惨殺された加賀美刑事もその一人だ。さらに増殖する正義の名のもとの処刑。その源には明智の唯一の友であり、生き地獄を生きていた浪越諒の存在があった。人気アニメのノベライズ第二弾!
始業前の教室。何者かに眠らされていた小林少年が目覚めると、そこにあったのは変わり果てた担任教師の姿だった。バラバラにされ椅子の形状に組み合わされた首無し死体ー。高校生にして名探偵の明智は、容疑者となった小林に、自分で事件を解決してみせろというのだが…。江戸川乱歩の世界を現代に蘇らせた人気アニメを完全ノベライズ。衝撃のシリーズ第一弾!
深夜の学校で行われる葬式。“参列者”の中に迷い込んだ生徒が行列の末に棺を覗くと、そこには友達の遺体が。数日後、葬式は現実になるというー。「怪談撲滅委員会」に加入した澪と雲英が次に撲滅を狙うのは、敵対する「怪談推進委員会」が作り換えた集合体怪談“深夜零時の霊柩車”。雲英が奇抜な発想と話術で怪談を論破していく一方、澪はあることに気づいて…?はちゃめちゃな“葬式”が幕を開ける!恐怖と笑い満載の学園ホラー!
八十上学園の高校生・佐々木いちろは、放課後にこっくりさんをしていたが、ある質問をしたことで校舎から出られなくなる。閉じ込められたのは、いちろ、幼馴染のとおこ、妖しい先輩・清丸のほか4人。“階段のブリッジ女”“校長室のゾンビ犬”…黄昏刻の学校に巣食う恐怖の七不思議といちろは戦うことになるが!?関連動画再生数累計1,000万超!!人気フリーホラーゲームノベル化!
幻の商店街にある駄菓子屋マヨヒガには、奇妙な少年マヨイガがいる。彼に会えば、失くしてしまった物を取り戻すことができるらしい。それが亡き人だとしても。神か悪魔かー少年をめぐる、懐かしくも怪しい物語がはじまる。
借金を苦に自殺しようとしていたところ、カタリという謎の男に声をかけられた青年ミチヲ。聞けばある仕事を引き受ければ、借金を肩代わりしてくれるという。喜ぶミチヲだったが、その仕事とは、失意の果てに命を絶った女の幽霊を惚れさせ、財産を巻き上げることだった!かくして幽霊とのデートの日々が始まるが…はたして幽霊相手の結婚詐欺の結末は!?究極のウラ稼業“チーム・ミチヲ”が動き出す!痛快感動暗黒事件簿。
横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と二人で暮らしていた。千秋は母の死後、奇妙な絵を描くようになるー人ではない、異形のものを。ある日をきっかけに、千秋は「青い顔の女」ばかりを描くようになった。千秋はその顔を「ママ」と呼び絵を描くことに異常に執着する。そしてもう一つ執着すること。それは、夜の散歩だった。『ダ・ヴィンチ』『幽』主催第1回『幽』怪談文学賞長編部門大賞受賞作。