著者 : A.バートラム・チャンドラー
名誉の殿堂名誉の殿堂
そもそものきっかけは、ソニアがグライムズへのおみやげとして買ってきたパイプだった。地球のベイカー・ストリートの骨董屋で見つけた、シャーロック・ホームズが使っていた正真正銘のパイプだというのである。グライムズはもちろん一笑に付した。だが、クラヴィンスキー提督から〈キルソルヴィングの惑星〉の再調査を命じられたグライムズが、お気にいりの〈ファラウェイ・クエスト〉を駆ってキルソルヴィングに着陸したとき、そこで待ち受けていたのは…?辺境星区に多発する異常現象の解明のため東奔西走するグライムズ准将の活躍を描くシリーズ最新刊。
辺境星域の神々辺境星域の神々
「きみも同行したまえ、〈パイアティー〉に派遣調査官として乗り組み、卑劣な行為がないかどうか確認するのだ」クレイヴィッツ提督のこの命令に、宇宙港での仕事にうんざりしていた運航本部長のグライムズは、いちもにもなくとびついた。だが、はじめはちょっとした小旅行のつもりのこの旅が、やがてひょんなことから…。われらがグライムズの新たな冒険の旅。
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