著者 : B.M.ギル
童話が終わる時童話が終わる時
偽りを言う者は滅びるー。事故死した検死医の葬儀の日、獄中の連続殺人犯から脅迫めいたメッセージが届けられた。死んだ検死医の偽証で、自分は無実の罪まで着せられているというのだ。再捜査を始めたメイブリッジ主任警部は、解決したはずの事件の裏に潜む愛と僧しみの人間模様を知るが…。サスペンスの名手が卓越した心理描写で描く、美しくも残酷な物語。
十二人目の陪審員十二人目の陪審員
人気TVキャスターのエドワード・カーンが妻殺しの容疑で告発された。彼は強く犯行を否定したものの、数々の不利な情況証拠を前に、なぜかいっさいの証言を拒否していた。その心中にあるものとは?そして、彼を裁く立場に立った陪審員たちの揺れ動く心が下した評決とは…。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガーを受賞した緊迫感溢れる法延ミステリの傑作。
死ぬほど会いたい死ぬほど会いたい
なんと美しい娘だー元ピアニストのローアルは、偶然見つけた一世紀前の写真の女を愛してしまった。彼女はなんという名前で、どんな生活をしていたのか?人里離れた山荘でひとり妄想をつのらせていく彼の前に、ある日写真と瓜ふたつの女が現れる。…人間心理の深淵を描いて並ぶ者のないB・M・ギルが、宿命の愛に溺れていく男の姿を描く心理スリラー。
悪い種子が芽ばえる時悪い種子が芽ばえる時
ザニーが初めて人を殺したのは6歳のときだった。自宅に疎開していた4歳の坊やを池に沈めたのだ。続いてパン屋のおじさんを焼殺ー。だが、だれもザニーの犯行とは思ってもみなかった。彼女があまりにもあっけらかんとしていたからだった。薄々事情を察した両親は、ザニーを修道院の寄宿学校へ入れたのだが、そこでもまた…。英国の気鋭女流が、美少女の心の奥底に潜む魔性をえぐり出す、悪夢のような異常犯罪小説登場!
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