著者 : P.M.カールソン
栗色の髪の保安官栗色の髪の保安官
保安官助手になって五年も経つというのに、いまだマーティが任されるのは小さな事件ばかり。今度もそうだった。郊外の丘陵で男の惨殺体を発見したのはマーティだというのに、彼女が命じられたのは八年も前に家出した名家の娘を捜しだすことだった。が、やがてその娘の白骨死体が丘陵近くの洞窟で見つかり、二つの事件は意外な結びつきを見せはじめる。持ち前の勇気と正義感で事件に挑む保安官助手マーティ、颯爽と登場。
真夏日の殺人真夏日の殺人
真夏だというのに窓を閉めきった書斎で、飛行機の爆発事故の取材中の新聞記者が撲殺された。そばには、凶器と思われる真鍮の電気スタンドが落ちていたが、書斎は中から鍵を掛けられており、犯人が出入りできたはずはない。記者の死は、取材中の事故と何か関係が?休暇中に事件と出くわした統計コンサルタントのマギーは、犯人探しに乗りだすが…。好奇心あふれる人情家の素人探偵が、密室殺人の謎に挑む本格ミステリ。
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