著者 : T・H・ホワイト
永遠の王 上永遠の王 上
少年の名はウォート。親の顔は知らない。義兄のケイが騎士に叙せられた暁には、従者として一生を送るはずだった。だが森のなかで、時間を逆に生きる魔法使いマーリンと出会ったとき、彼の運命は一変した。そう、ウォートこそは、イングランドを統べる伝説の王アーサーとなるべき定めにあったのだ!奇想天外にして壮大無比、史上最高のアーサリアン・ファンタジイここに登場。
永遠の王 下永遠の王 下
円卓の旗のもと騎士たちは集い、アーサー王の治世はその理想を全うしたかに見えた。しかし、無二の親友ランスロットは妻のグェネヴィアと道ならぬ恋を育み、おまけに国王の失墜を狙う策謀まで渦巻きはじめていた。少年ウォートの運命とは、悲劇の王として生きることにあったのか?波瀾万丈の物語は、やがて苦渋に満ちた人間ドラマへ。叙事詩、ついにクライマックスを迎える。
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