著者 : vient
バーテンダーの雫は、ある日突然店ごと異世界に飛ばされた。すぐには元の世界に戻れないと知った雫は、生活のためバーを始めることに。すると店には訳ありの住人が次々とやってきてーー。力不足に悩む冒険者の少女、親友と喧嘩し荒ぶる男、田舎を捨てた獣人の娘、亡き夫の言葉を確かめにきた婦人……雫はそんな住人たちを自慢のお酒で癒していく。 プロローグ 〜とあるショットバーのありふれた風景〜/新天地/営業に向けて/営業開始/別の道で/報われた瞬間/素晴らしい仕事/バーテンダーとして/変わった注文/消えない愛/決断の時/エピローグ
人間と離れひっそりと暮らす“湖の善き魔女”である少女、ロゼ。彼女のもとに依頼にきたのは、ロゼが4年間秘かに片思いをしていた王宮騎士ハリージュだった!「惚れ薬を作って欲しい」-そして、ロゼは失恋した。せめて一緒にいられる期間を引き延ばそうと、ハリージュに材料の調達を頼むロゼだったが、彼は魔女の体調を心配したのか、文句を言いつつ毎日関係のない食べ物も運んでくるようになり…?引きこもり魔女と、生真面目で上から目線な騎士の、惚れ薬から始まる恋のおはなし。小説家になろう発の大人気作が書き下ろし番外編付きで登場。
古賀先輩からの「まかない付き」という言葉につられ、休み明け早々、発掘現場の手伝いをすることになった考古学研究室の灯里。さっそく現場に向かうと、そこには『調査を止めろ!呪われるぞ!』と書かれた奇妙な張り紙が。どうやら昔、この現場で死者が出たらしい。同じ頃、図書館にあるはずの発掘資料が行方不明になる。呪いの噂が立つ現場で、灯里たちの発掘作業は続けられるがー?福岡県あさくら市を舞台に、極貧生活をタフに乗り切る灯里と甘党で男前な古賀先輩が、発掘現場に隠された謎を解き明かす!遺跡発掘×ミステリー、第三弾!
極貧生活を送る考古学専攻の女子学生、田中灯里は昔から妙に持っている。貴重なものや変なブツをたびたび掘り当てては、研究室の西枝教授に羨ましがられたり、古賀先輩に呆れられたり。ある日、発掘調査で掘り出した遺物に、偽装の疑いがかけられていると聞いた灯里。同じ年代の地層から出た二つの棺それぞれに、まったく時代の違う人骨が納められていたという。あり得ない事態に灯里と古賀先輩は首をかしげるが。発掘現場に隠された厄介な謎を、タフな灯里と甘党で男前な古賀先輩が解き明かす!福岡名物も満載の遺跡発掘×ミステリー!
考古学専攻の田中灯里は、雑草を主食にするほどの極貧生活をおくる女子学生。遺跡発掘調査のアルバイトで学費を稼ぎつつ、食費を浮かせるために、研究室の西枝教授や男前な古賀先輩に福岡グルメをたかるのが日課だ。そんな灯里は昔から妙に運がいい。発掘現場でたびたび貴重なものを掘り当てては、西枝教授に驚かれている。ただし、灯里が発見するのは古代ロマンあふれる遺物ばかりじゃない。ときには謎の白骨や厄介な事件の種を掘り出してしまうこともー!?タフに駆けまわる灯里と隠れ甘党の古賀先輩が挑む、遺跡発掘×ミステリー!
終わりの見えない廊下。誰もいない教室。すべての音が消えた街。夕暮れの迫る学校で目覚めた女子高生・葛木亜莉子(かつらぎありこ)が出会ったのは、「チェシャ猫」と名乗る、フードを目深に被った怪しげな人物だった。「さあ、僕らのアリス。シロウサギを追いかけよう」チェシャ猫に誘われ、妙なヒトやケモノたちが住まう「人の消えた世界」へ迷い込んだアリス=亜莉子は、元の世界に戻るために「シロウサギ」の行方を追うがー。やがて忘れられた真実と邂逅した時、新たな悲劇の幕が開く。その果てにアリスが見たものとは?さあ、覚めることのない悪夢をあなたにー。