著者 : whimhalooo
可憐な公爵令嬢のレティシアは、美術室での一件以来、婚約者・ウィリアムの前でドギマギしてしまう日々を過ごしていた。 ウィリアムを会長とする生徒会役員の選出が迫る中、性悪なレティシアよりも、温和な侯爵令嬢・リリエルの方が役員に相応しいという声が大きくなってしまう。 大好きなウィリアムの負担になることを恐れ、指名の辞退を考えるレティシア。そんなある夜、リリエルの本性を知ってしまい…!? 「--悪辣さでは、わたくしも負けていないのですよ?」 裏の悪女・リリエルとの、生徒会役員の座をかけた即興詩作対決が始まるーー! 「レティを乱暴に扱ったら、いくら僕でも穏便にとはいかないよ」 天然悪女と絶対的紳士の、甘美な学園ストーリー、白熱の第2弾!!
第2回ドリコムメディア大賞≪銀賞≫ 虐げられて自信も何もかもなくした令嬢が、ワケありイケメン公爵様のもとでやがて誰よりも幸せになる、王道シンデレラストーリー。 <あらすじ> 父亡き後、義母達に虐げられていたクラウディア。領地の仕事も取り上げられ、自分が聡明と呼ばれていたことも忘れた彼女はある日、濡れ衣で平民に落とされ、南の果てのグラーツ領へ追放されてしまう。自分が幸せになることはない…そう思っていたのに、用意されていたのは温かい食事に綺麗な服、領主ユリウスの不器用ながら優しい言葉だった。 「そなたは幸せになりたいと願わなければならないんだ」 昔の姿を取り戻しつつもトラウマに縛り付けられた彼女に、ユリウスはクラウディアの聡明さでもって濡れ衣を晴らそうと持ちかけるがーー これは傷ついた少女が、公爵のもとで愛と居場所を再び取り戻す物語。
奇跡を起こす『青薔薇の聖女』として覚醒したリリアーナは、シュタッヘルの新米領主として、王都から派遣されてきた行政官のエルディから領地経営について学ぶ日々を過ごしていた。 従者のハリーには相変わらず甘々に溺愛されているが、彼女自身は彼への想いを、まだ恋とは意識できずにいる。 領民との関係は良好で、忙しいながらも充実していたある日のこと。リリアーナは、黒竜のネラに招待された「竜の巣」で母親が行方不明の竜の卵を預かり、世話をすることになってーー。 大好きなひとたち、そして領地のため、かつて「ないない尽くし」と呼ばれた少女は奮闘する。 花々の祝福を受けた聖女の恋と成長の物語、堂々の完結! プロローグ 第一章 氷柱の行政官 第二章 行政官と騎士の対立 第三章 竜のたまご 第四章 かすみ草の聖女 第五章 竜の子育て 第六章 母竜との再会 第七章 花の聖女が語る夢
南の国境線を守る公爵家の一人娘ユーフェミアは、婚約者のヒューゴが別の令嬢と抱き合っているところを目撃してしまう。彼とは独断的な父の意向で政略的に決まった結婚だった。それでも想いを寄せていたユーフェミアは、彼の幸せのため身を引くことを決意。持っていた特別な癒しの能力を使って神殿の仕事を手伝うべく家を抜け出し東の公爵領へ向かう。彼女の失踪を知ったヒューゴは後を追うが、東と西の公爵が次々と立ちはだかって!?
「未来の旦那様が人気者で、嬉しい限りですわ」可憐な美貌の公爵令嬢・レティシアの婚約者様は、まさに“みんなの王子様”。いつも学園の生徒たちに囲まれているウィリアムには、気安く近寄ることができない。だけど、レティシアにとってそれは瑣末な問題だった。彼に相応しくあり続けることが、何より大切。そのために常に笑顔でいるのだが「嘘っぽい」とか「胡散臭い」とか、なぜか散々な言われよう。学園の生徒たちからの妬みや嫉みは絶えないし、中でも、男爵令嬢のルーシーは悪質な嫌がらせばかりしてくる。大好きな婚約者様に迷惑をかけず、穏便に解決したいのに…。過保護なウィリアムは、放っておいてくれなくてー!?「僕の婚約者が可愛すぎるから、不可抗力だよ」天然悪女と絶対的紳士の、甘美な学園ストーリー!!