小説むすび | 湿原 下

湿原 下

湿原 下

出版社

岩波書店

発売日

2010年6月16日 発売

第一審で死刑と無期懲役の判決を受けた二人にとって、冤罪の汚名を雪ぐことは決して容易ではない。しかし青年弁護士阿久津は献身的な弁護活動で、二人のアリバイを立証しようとする。厚夫は、未決の死刑囚として拘置所で日々を過ごす。人生の長き時を閉ざされた監獄の中で過ごした意味とは何だったのか。厚夫は我が罪を問い続ける。そして二審判決はー。人間にとって魂の救済と愛の意味を問い続ける感動の長編小説。

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