碧玉の男装香療師は、二 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。(2)
異国融和策が発令され、瞳の色を隠さず宮廷香療師として働き始めた月英。他の医療では治せないと直々に依頼されたのは、国外から後宮入りしたものの心を閉ざしている妃ー亞妃を、香りで癒やすことだった。しかし、どんな香りを処方しても彼女を笑顔にすることは出来ず、月英は郷愁に沈む亞妃のため、故郷の香りを捜しに旅立つ決意をする。初めての地で未知の草花に興奮する月英だったが、長年の鎖国を突然解いた萬華国からの不審者が怪しまれないはずもなく!?
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出自を隠すため長い前髪で目を隠し、目立たぬように暮らしていた月英。香りで不調を治す不思議な術を使い細々と生計を立てていたが、突然宮廷に連れ去られ不眠症状を治すよう命を下される。その相手は…国の頂点に立つ皇太子!?外界との扉を閉ざし自国の文化を守り続けてきた萬華国において、新しい医術で宮廷内の人々を癒やしていく月英は異端。しかし下民育ちの根性と、型破りな香りの医術ー香療術の腕が、宮廷だけでなく国をも変えてゆくことに!魔法のiらんど大賞2021小説大賞大賞受賞作。 2022/11/10 発売