大帝の剣(3)
牡丹こと天草四郎にさらわれた舞を救うため、大剣を背負った大男・万源九郎は飛騨へ向かっていた。時を同じくして、天空より、三種の神器=オリハルコンを求めて異星のものたちが現れ、各地で人の身体を乗っ取り始めていた。やがて宮本武蔵、佐々木小次郎、柳生十兵衛ら剣豪や、真田忍群と伊賀の土蜘蛛衆までもが天の命運をめぐる凄絶な争いに巻き込まれてゆく。はたして源九郎は、女と地球を守り抜くことができるのか!?
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時は、未だ関ヶ原の爪痕残る徳川の治世。身の丈およそ2メートル、岩を削りとったような剛健な肉体に異形の大剣を背負い、よろずうけおい人として旅をする男がいた。その名は万源九郎。金緑色の強烈な光が天空を疾り抜けた晩、源九郎は山中で赤い簪を拾う。だがその簪の持ち主である娘・舞を捜す忍びたちに命をつけ狙われることになり!?剣戟に忍術妖術入り乱れ、歴史を揺るがす壮大な物語が幕を開ける。唯一無二の時代伝奇小説。 2016/01/23 発売