大帝の剣 2
異形の大剣を背にした大男・万源九郎は、豊臣秀頼の血を引く舞と、彼女を守る真田の忍び・申と共に江戸へ向かうことに。だがその道中では、妖異な術を操り、舞の命を絶たんとする伊賀者が次々と源九郎たちに襲いかかる。一方、最強の兵法者・宮本武蔵、蘇った佐々木小次郎、三種の神器を捜す益田四郎時貞もそれぞれの思惑を胸に江戸を目指していた。やがて彼らの前に異形のものが姿を現わし…!?圧倒的スケールで贈る時代剣劇。
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時は、未だ関ヶ原の爪痕残る徳川の治世。身の丈およそ2メートル、岩を削りとったような剛健な肉体に異形の大剣を背負い、よろずうけおい人として旅をする男がいた。その名は万源九郎。金緑色の強烈な光が天空を疾り抜けた晩、源九郎は山中で赤い簪を拾う。だがその簪の持ち主である娘・舞を捜す忍びたちに命をつけ狙われることになり!?剣戟に忍術妖術入り乱れ、歴史を揺るがす壮大な物語が幕を開ける。唯一無二の時代伝奇小説。 2016/01/23 発売