憧れの作家は人間じゃありませんでした(1)
文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力していることがわかる。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がかつては人間であったこと、そしてそこに秘められた悲しい過去を知っていく。第2回角川文庫キャラクター小説大賞≪大賞≫受賞作。
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編集者の瀬名あさひが担当しているのは、覆面作家の御崎禅。その正体は、なんと吸血鬼。人外の存在が関わる事件について、警察に協力している彼のもとへは次々と奇妙な話が舞い込んでくる。ある日、警視庁異質事件捜査係の夏樹から、死んだ人が化けて出ているという噂話が持ち込まれ、現場の公園へ行ってみると、確かに死んだはずの男性が子供と話をしていた。彼の正体は一体…。番外編「あたしのご主人様のこと」収録。 2017/09/23 発売