小説むすび | モリアーティ(1)

モリアーティ(1)

モリアーティ(1)

コナン・ドイル財団が初めて公式作品認定をした八十数年ぶりの名探偵シャーロック・ホームズ新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』に続く第二弾(とはいえ、前作の続きでは無く、独立した物語として楽しめる)。「今、一番おもしろいミステリ作家」として名高いアンソニー・ホロヴィッツが贈る再読必至のミステリ大作! 

本作の書名「モリアーティ」とは、世紀の名探偵ホームズに匹敵する知能を持った悪の権化であり、BBCのドラマ『シャーロック』等でも有名になったホームズの宿敵の名前(映画『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』の最後の最後にも登場)。この邪悪な天才こそが裏で糸を引く形で、ロンドンで起こる犯罪の半分が発生していたのだ(第二短編集『シャーロック・ホームズの回想』内の「最後の事件」より)

一八九一年に起こった、ホームズとモリアーティ教授の対決である「最後の事件」の5日後、その現場を、二人の男が訪れるーーピンカートン探偵社調査員のチェイスと、スコットランド・ヤードのジョーンズ警部だ。彼らは、情報交換の末、モリアーティ教授への接触を試みていたアメリカ裏社会の首領を共に追うことにする。ライヘンバッハ川から上がった死体が隠し持っていた奇妙な紙を手がかりに、捜査が始まるが……めくるめく推理劇の果てに、かつてない衝撃の結末が訪れる!

解説「期待に応え、予想を裏切る」:有栖川有栖

【アンソニー・ホロヴィッツ】
1955年生まれのイギリスの作家、脚本家。1900万部「アレックス・ライダー」シリーズなど多数の著書がある一方、脚本家として『名探偵ポアロ』『バーナビー警部』等の数多くのテレビ・ドラマ作品も手がけている。他に、『007 逆襲のトリガー』も執筆。他に『カササギ殺人事件』『メインテーマは殺人』等
ライヘンバッハの滝
アセルニー・ジョーンズ警部
ミッドナイト・ウォッチ
手紙
カフェ・ロワイヤルにて
ブレイズトン・ハウス
血と影
スコットランド・ヤード
〈ボストニアン〉
チャンセリー・レーンのホーナー
クラーケンウェルでの夕食
外国
三等書記官

ブラックウォール・ベイスン
逮捕
デッドマンズ・ウォーク
ミート・ラック
光の復活
外交特権
真相
続きから
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三つのヴィクトリア女王像
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訳者付記
解説ーー期待に応え、予想を裏切る 有栖川有栖

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