春から夏へと移ろいゆく富山の自然を背景に、父親の死や友の事故、淡い初恋を通じて成長していく14歳・竜夫の思春期を鮮やかに描いた芥川賞受賞作。蛍の大群が織りなす妖光の中に竜夫が見たものとは。
思春期の少年の心の動きと、螢の大群の絢爛たる乱舞をあでやかに描く芥川賞受賞作「螢川」。安治川河畔に住む少年と川に浮かぶ廓舟で育つ姉弟のつかの間の交遊を描く、太宰治賞受賞作の「泥の河」も併録。 1980/03/03 発売