入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(一)(13)
大凶作!
角次郎は店と家族を守れるか?
悪徳政商を成敗し、順調に周囲の信用を得てゆく大黒屋の角次郎。
格式高い関東米穀三組問屋にも誘われ、大店の次男を手代見習いとして預かることになった。
だが、旱魃による凶作は続く。
そんな中、突然、大黒屋と信頼関係にあった館林藩領二つの村から卸先の変更を言い渡され、
卸されるはずの米俵半数と共に村名主らが行方不明となった。
凶作米高で世間に不穏な空気が満ちる中、何者かの暗躍を感じ取った角次郎は……!?
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痛快な商い、心に沁みる家族の成長ーー大人気書き下ろし時代小説シリーズ、新章突入!!
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見えぬ敵、卑劣な罠! 角次郎が家族一丸となり迎え撃つ。 姦計により奪われそうになった米の仕入れ先を、留め置くことに成功した角次郎。 安堵した矢先、凶作で上がり続ける米の値に、ついに近くの米問屋・湯浅屋で打壊し未遂と付け火騒動が起こった! 角次郎は行きがかり上、湯浅屋の米四百俵を預かることになる。 しかし時を同じくして、何者かが江戸の各所で大黒屋を“売り惜しみをする悪徳米問屋”と評する読売をばらまき始めた……。 見えざる敵に、角次郎は家族と共に立ち向かう! 人気シリーズ二ヶ月連続刊行、第二弾! 2018/10/24 発売
家族の形は変わりゆく。 大凶作、打壊し、さらに殺しの濡れ衣ーー苦難を乗り越え、絆を新たにした大黒屋の行く末は? 打壊しの危機を乗り越えた角次郎は、長く大黒屋を支える番頭の直吉に暖簾分けをゆるす。 互いへの恋心を抑えきれない善太郎とお稲は、次こそ最後の逢瀬と、ある場所へ足を向ける……。 そんな中、金貸しが何者かに殺され、金を奪われる事件が発生。 生き残った小僧の証言等から、直吉が捕らえられてしまった! 事件の裏に張り巡らされた罠をはね返し、直吉の潔白を証すべく、一同は力を合わせ奔走する。 急展開の新章、完結! 2019/02/23 発売