小説むすび | 私自身の見えない徴

私自身の見えない徴

私自身の見えない徴

10歳の時に父親が原因不明の病になり、モナは「止めること」を始めた。唯一続けたのは木をノックすること、そして数学。父の病は癒されず、世界は色を失いながら彼女は大人になった。20歳を過ぎたある日、小学校で算数を教えることになったモナ。個性ばらばら、手に負えない子供たちと交わりながら、閉じていた彼女の世界が否応なく開かれてゆくー。現代アメリカ文学の明るい、新たな可能性が垣間見える、著者初の長篇傑作。

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