小説むすび | カニスの血を嗣ぐ

カニスの血を嗣ぐ

カニスの血を嗣ぐ

出版社

講談社

発売日

1999年8月5日 発売

嗅覚が極度に発達した隻眼の男・阿川。彼は死んだ犬に付いていた匂いを、バーで出会った女に嗅いだ。が、一夜を共にした後、女も急死。悲劇の香りを辿れば、そこには男を破綻させた過去と女の一家の不幸があった。カニス、ラテン語で犬。昏い伝言を嗅ぎ回る男にも魔手が迫る。幻想にむせ返り、心震える傑作。

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