「メドゥサを見た」と書き残し、自らを石像に封じこめた作家の死。そして頻発する怪異と怪死!死を呼ぶ禁句、それが「メドゥサ」…。
1997/02/25 発売
作家・藤井陽造は、コンクリートを満たした木枠の中に全身を塗り固めて絶命していた。傍らには自筆で「メドゥサを見た」と記したメモが遺されており、娘とその婚約者は、異様な死の謎を解くため、藤井が死ぬ直前に書いていた原稿を探し始める。だが、何かがおかしい。次第に高まる恐怖。そして連鎖する怪死。 2002/08/15 発売