ブラックスワン
白昼のテニス・クラブで、女性の焼死事件が発生。死者として18年前に忽然と姿を消した女子大生が浮上する。当時の彼女に一体何が起ったのか、無惨な火だるま事件とのつながりは?哀調漂う雪の瓢湖に舞うブラックスワンをキーに展開する青春時代の謎を詩情豊かに追う、著者初の本格推理長編。
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“ブラックスワンは死んだ”著者初の本格長編推理!白昼テニス・コートでの美女焼死事件。その謎は、18年前の女子大学生失踪につながる。悲愴に奏でられる失われた青春への挽歌…。推理特別書下ろし。 1989/01/01 発売
ちょっと頭は弱いけれども気のいい黒人少年ラッキー。身よりのない彼は精神障害施設に送られ、そこで白人の女性教師イルゼに出会う。彼女はラッキーにバレー映画「白鳥の湖」を見せて、人間はすべて自由であることを教えようとするが……。白鳥のように空想の世界に飛翔する少年の姿を通して〈自由とは何か〉を問う、感動の作品。 1990/01/01 発売
元自衛官が護衛を依頼された日本人女性研究者。 彼女を監視下に置き、接触を図る中国政府と警視庁公安部。 いったい彼女は何者なんだ? 社会派ミステリ(『震える牛』『ガラパゴス』)の名手が 世界最新のハイテク戦争の真実を暴く前代未聞の逃走劇! 台湾で暮らし、警護の仕事を個人で請け負っている元自衛官の城戸護に、養女から依頼が入った。友人の福本真衣を沖縄に連れて行ってほしいというのだ。日本と台湾のハーフの真衣はカナダの大学院で応用化学を研究する27歳。裕福な父親が心配性らしい。渋々引き受けた城戸が真衣をひとまず台北市内に案内したところ、何者かが彼女を狙撃してきた。間一髪で逃れ、人脈を頼りにプライベートジェットを使って沖縄に入る2人。だが中国政府の接触を受けて、城戸は警視庁公安部にもマークされていることに気づく。 2025/09/18 発売