戦国のキリシタン大名大友宗麟、波乱の生涯。フランシスコ・ザビエルと出会い、やがてキリスト教にめざめる、宗麟の苦悩と孤独を描く書下ろし歴史小説。
戦国の世に豊後領主の子として生まれながら、父や既成の権威に反発していた青年・大友義鎮(宗麟)の心をとらえたのは宣教師ザビエルだった…。九州に覇を唱えた乱世の雄である一方、芸術家肌で、常に進取の精神を失わなかったキリシタン大名・宗麟の多面的な魅力と波瀾の生涯に迫る。 1999/08/20 発売