小説むすび | 時速十四ノット、東へ

時速十四ノット、東へ

時速十四ノット、東へ

出版社

講談社

発売日

1992年1月1日 発売

1915年12月、第一次世界大戦のさなか、商船八坂丸は282名の乗客、乗員を満載してロンドンを出航、地中海に入りエジプト、アレキサンドリアを目指す。行く手には敵国ドイツ潜航艇が無数に待ち伏せしていた。Uボートの標的は八坂丸の積荷、10万枚のイギリス1ポンド・ソヴリン金貨(時価換算300億円)だ。冷静果断の人、船長山脇武夫は決然と命ずる。『針路東!時速14ノット!』『アイ、アイ、サー!』大戦秘話をもとに、多年胸に温めた熱情をほとばしらせて安部譲二が書く。人種と国境を越え、憂き世のしがらみを越えた男と女の恋。海難史上未曽有、奇跡の全員生還を描く長篇小説。

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