人は自分が愛したもののことは忘れても、自分を愛した人のことは忘れない。結婚生活から「出所」して、ふたたび一人に。乃里子、ピッカピカの35歳。
35歳の乃里子。剛との結婚解消とともに中谷財閥からも解放されて、仕事も昔の友情も取り戻した。一人暮らし以上の幸せって、ないんじゃない?しかし自分の将来の姿もなぞらえていた女友達に悲しい出来事が。そのとき手を差し伸べてくれたのは…。「誰か」がいるから、一人でも生きていける。 2010/11/12 発売