名前探しの放課後(上)
「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。-自殺、するんだ」「誰が、自殺なんて」「それがーきちんと覚えてないんだ。自殺の詳細」不可思議なタイムスリップで三ヵ月先から戻された依田いつかは、これから起こる“誰か”の自殺を止めるため、同級生の坂崎あすならと“放課後の名前探し”をはじめるー青春ミステリの金字塔。
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名前探しの放課後(下)名前探しの放課後(下)
「あいつだ。俺、思い出した」「あいつ?」「クリスマス・イヴの終業式の日の自殺者。あいつに間違いないよ。今日、全部、思い出した」“誰か”の自殺を止めるための“名前探し”も大詰めに。容疑者を見守る緊迫感、友だちと過ごす幸福感の両方に満ちたやさしい時間が過ぎ、ついに終業式の日がやってくるー青春ミステリの金字塔。 2007/12/20 発売
名前探しの放課後(下)名前探しの放課後(下)
坂崎あすなは、自殺してしまう「誰か」を依田いつかとともに探し続ける。ある日、あすなは自分の死亡記事を書き続ける河野という男子生徒に出会う。彼はクラスでいじめに遭っているらしい。見えない動機を抱える同級生。全員が容疑者だ。「俺がいた未来すごく暗かったんだ」2人はXデーを回避できるのか。(講談社文庫) 誰も座らない、1つだけ空いた席。『その人物』が静かに向かった悲しい未来。知ってしまったら、じっとしていられない。『止めるんでしょ、自殺』 これが、彼女の意志 読み始めたら止まらない。懐かしさと切なさでいっぱいになる 坂崎あすなは、自殺してしまう「誰か」を依田いつかとともに探し続ける。ある日、あすなは自分の死亡記事を書き続ける河野という男子生徒に出会う。彼はクラスでいじめに遭っているらしい。見えない動機を抱える同級生。全員が容疑者だ。「俺がいた未来すごく暗かったんだ」2人はXデーを回避できるのか。 2010/09/15 発売