「千里馬の国」という「共和国ドリーム」の虚実と悲劇。在日留学生同盟と密航者の生と死、分裂する全学連との葛藤。交錯する光と闇を自らの生をとおして描き出した、戦後の新しい青春像。世界文学の地平に立つ、待望の大河小説。