小説むすび | 緋色の空

緋色の空

緋色の空

著者

池永陽

出版社

講談社

発売日

2009年5月20日 発売

嗤われようが、蔑まれようが、へらへらと笑いつづければいいのよ。それが愛敬芸の第一歩なんだから。つけ火で左腕を怪我した清吉は、大工になる夢と、棟梁の娘との結婚を諦める。自棄になって酒に溺れ、喧嘩を売った香具師の親分に叩きのめされ、香具師として生きることに。親分の息子の失踪、対立する組との抗争、そして幼馴染への想い。清吉の周りには、次々と難題がふりかかる。

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