覇天の歌
最下層の身分ゆえに、討死にして髻だけになって帰ってきた父のようにはなりたくない、と連歌の道に進んだ里村紹巴は、天下一の連歌師へと駆け上った。戦国期の名だたる権力者に近づいて、政治の世界でも地位を確かにしていった紹巴だが、なぜか辞世の歌を残さなかった。そのしたたかな生き様を描く長編小説。
最下層の身分ゆえに、討死にして髻だけになって帰ってきた父のようにはなりたくない、と連歌の道に進んだ里村紹巴は、天下一の連歌師へと駆け上った。戦国期の名だたる権力者に近づいて、政治の世界でも地位を確かにしていった紹巴だが、なぜか辞世の歌を残さなかった。そのしたたかな生き様を描く長編小説。